旧記事:4/16 原発いらん!御堂筋デモの報告 by YAVY

報告が遅くなりましたが、4/16(土)に大阪で行われた原発いらん!@御堂筋デモに参加してきました。

15:30頃に集合場所の中之島公園に着いたのですが、既に1000人以上と思われる人達が集まっていました。
(発表によると最終的には3000人以上が参加したそうです。)

 

見渡してみると、いわゆる左翼系と言われる人達よりずっと多くの普通の若者や家族連れが多いのが印象的でした。
私は今までに一度だけデモに参加したことがあるのですが、その時は昔から運動をやってきているような50〜60代の人達が大半だったので、やはり今回は普段社会問題に関心の無い人達もさすがに『何か意思表示をせねば』と思うところがあったのだと思います。
誘ったわけではないのに、政治的な話などほとんどしたことがない数人の友達にもバッタリ会いました。

いくつかの団体の代表者がスピーチを行った後、中之島公園を16時30頃出発し、淀屋橋→本町→心斎橋→難波と御堂筋を練り歩きました。
プラカードを持ってシュプレヒコールを上げる人、ジャンベやギターなど楽器を演奏する人、コスプレをする人、パントマイムのようなパフォーマンスを行う人、それぞれの表現の仕方でデモを盛り上げました。
参道を歩いている人達は『何だろう?』と珍しそうに見る人もいれば、賛同の声をかけてくれる人、途中で列に参加する人もいました。
千日前通りの交差点で、デモ隊に向かって拡声器で『原発いやなら電気使うな!』とか叫んでる原発推進派?の人達もいました。
私は用事があって途中高島屋あたりでデモの隊列を抜けて最後まで見届けられなかったのですが、今回のデモを総括すると、普段社会運動とは無関係な人達が数千人単位が集まって抗議の意思を示すことができたことは成功、というか非常に大きな意味があったと思います。

私自身はすぐに全ての原発を廃止するのは難しいだろうと思うのですが、徐々に自然発電に切り替えていって最終的に原発を廃止するのがよいと思っています。
資源が無い日本にはそれでも原発が必要という声もありますが、事故が起これば国家予算規模の金額がかかる上に、半永久的に住めない土地ができ、多くの人の健康が数世代に渡って損なわれれば、デメリットの方がはるかに大きいのではないでしょうか?

そして今回の事故で、政府は必ずしも国民のことを第一で考えて動いているわけではないことに、多くの人が気づきかけているように思います。
WHOが酒・タバコ以上の害を証明できない大麻をあたかも猛毒であるかのように喧伝して、一方で原発で事故が起これば年間の被曝限度量を一気にこれまでの20倍にまで引き上げて、何があっても”直ちに”害は無いと言い張る政府は、もう国民を巻き込んだ壮大なブラックジョークをやっているとしか思えません。

せめて今回の事故後の対応をきっかけに、多くの人が政府やマスコミの言っていることを鵜呑みにせず、自分で情報を収集しよく考えて真偽を判断できる人が増えていけば、と切に願います。(本来は政府が国民のことを第一に考えて動き、マスコミがタブー無く様々な情報・意見を提示してくれればよいのですが・・・)