共謀罪について

共謀罪が話題になっております。

後になってからおいおいカンナビストってそういうの反対してなかったのかよって言われたくないので、とりあえず幹事山本の意見ですが、完全に反対しておきます。

 

私の意見では、この法律はテロ対策への実効性を求めるようなものではなくて、警察庁公安委員会が長年待望してきた、要するに警察捜査にフリーハンドのお墨付きを与えることが目標の法律だと思います。

例えば、かつて麻生元首相の自宅を見に行こうツアーで、何もしていなくても突然公安に体当たりされて逮捕された人のように(これについては、映像がたまたまあったので無罪放免&公安が政治家から怒られましたが)。

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後は、僕たちのマリファナ・マーチがかつて解散地点としていた宮下公園を、ナイキに売り渡した渋谷区の施策について、私たちは反対してきました。そういう不当な行政処分に対する座り込みや、駅前での突発的な政府批判のイベント、そうした事柄に対して、何らかの理由をこじつけて捜査することを法的に正当化する、そういう法律です。

宮下公園返せ。

 

問題は、「自分自身が共謀罪の対象にならないからいいや」ということなのではなくて、そのようなアナキストラスタファリアンや、サミットやら原発に強硬に反対して座り込みをする人々、そうしたラジカルな批判者を、どんどん摘発していくような社会がいいのか、そうではないのかということが問われているのだと思います。

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