とくに大麻問題が欧米のようにクローズアップされていない日本の選挙であまり熱も入らないのですが、少しだけ個人の所感です。
もっとカナダや英国・米国の保守党(大麻反対)と、民主党(大麻合法化)に分かれてくれれば、日本の状況も分かりやすくなるのですが、致し方ありません。
希望の党とやらに合流した前原さんの立場は、かねてからナショナリストだった前原さん個人のポジションとしては理解できますが、「二大政党制を造る」という「大義」は全くの看板倒れです。どうして、保守党と保守党の「二大政党制」などがありえるのか、私には分かりません。
これに対して、人情と筋を通した枝野さんの立憲民主党は、心意気としては応援したくもなってしまうのですが、先日の「東京大演説会」にて小林よしのりや新右翼の鈴木邦夫を看板演者として呼んだそうで、さすがにそれはないだろうという気分です。
彼らは、「保守やリベラルなど古いんだ、今は草の根か上からか」なのだ。と言っていますが、それで、小林よしのりに昔叩かれた「コリアンや中国人などのマイノリティ」は、一体日本社会のどこの「草の根」なのでしょう。
彼らは「草の根」ではなく、国民でもない要するに「日本におけるアウトサイダー」で、そんな人のことは知ったことではない、立憲とリベラルを掲げながら、その実人間を選別する、立憲民主党の厳しさを知りました。
世間の耳目を騒がせる小林よしのりなどを呼ぶのは、確かに彼らは一部分では面白いことを言うし最近では一応「ヘイトスピーチに反対」だと言います。党利党略としては分からないでもないですが、さすがに今まで現実に歴史修正主義と天皇至上主義、人間の選別を扇動してきてしまった、彼らを呼ぶのは、キワモノを呼ぶにしてもさすがに限度があるだろうという思いでいます。
そういえば、ワイマール共和国時代に、ナチスに最終的に協力してマイノリティを迫害したのは「自称リベラル左派」もでした。
結局、何の党派とも関係のないアナキストの僕はそうした党利党略の蚊帳の外で、どの党も支持することなく、どうしようもなく白票を入れるか、特段支持しているわけでもない社民党に入れるか迷っています。
ポンさんなら、どうしたのかな。