3月サロン中止について
3月末のサロンはコロナ問題のため一時中止として、状況をみながら、4月末か5月末に開催できるかどうかを、逐次おしらせします。
コロナ問題はおそらく日本の世間が思っているよりは深刻なようです。政府・行政の「後手後手」すぎる対応を批判的にみています。
インペリアル・カレッジの報告書など、海外の状況をみると、日本でも早晩ある閾値を超えて加速度的な増加になる可能性が高いのではないかと心配しています。
https://www.imperial.ac.uk/news/196234/covid19-imperial-researchers-model-likely-impact/
大阪府と厚労省の予測値では、3月末から4月上旬において大阪で三千名の感染者がでるのではないかとの試算も報じられている通りです。実際には検査数が足りていないので、それほど増えない(ようにみえる)かもしれませんが、今後リスクの増加は避けられないようにみえます。
3月末のサロンはそれ自体では、少人数かつ広めのカフェなのでリスクは極小だと思うのですが、電車・地下鉄利用者が多く、来週になるとさらに交通機関のリスクは無視できない程度にはありそうです。
大学関係でも、数人~10名程度の研究会も軒並み中止になっていて、4月の授業開始も懸念されているというか、多くで延期発表が出ていますね…。
昨日NORMLは小規模ビジネスである栽培農家やディスペンサリーにとって、とくにダメージになることを問題とする声明をだしました。大麻関連の合法的な労働を行っている人々は24万人ほどいるけれど、連邦法下でのきちんとした保護下になく、コロナ問題の影響が直撃してしまうという趣旨で、その通りだと思います。
ナショジオとトーク
1月サロンありがとうございました、次回は3月29日(日)18時~の予定です。
また、今月発刊されましたナショジオ(別冊)でマリファナ特集がされていますね。
2015年にも部分的な特集記事が出ていたのですが、別冊で丸々行うというのは初めてだと思います。やはりカナダ合法化や、EU圏でも広く非犯罪化が常識になってきたので(フランスも罰金刑になりました)、さすがに日本でも個人に厳罰・懲役刑を科し続けることの是非はニューストピックスの一つとして定着しつつある観があります。
それと近日ですが、以下のトークイベントに出演してきます。カンナビストとは関係のない企画ですが、最近はこういったイベントが若干少ない気がしていたのでありがたいです。
1月サロンのお知らせ
明けましておめでとうございます。
関西のサロンが下記日程で開催されます。
カンナビスト@関西では、どなたでも参加できるオープンな場として
毎月最終日曜日にサロンを開いています。
【関西サロン】
とき:1月26日(日) 18:00~21:00
ところ: 中崎町 朱夏
http://amanto.jp/index.php/groups/shuka/
*参加無料、出入り自由
今回のサロンでは、以下のような話をする予定です。
○ 2020年の活動について
○ カナダ・ドイツなど各国法制の話題
○ その他参加者がしたい話をなんでも
*お店の都合などで急遽場所変更となる場合がありますので、初回の方は念のため下記メールに事前連絡いただけるとありがたいです。
幹事メール: cannabisty@gmail.com
10月サロンのお知らせ
関西のサロンが下記日程で開催されます。
カンナビスト@関西では、どなたでも参加できるオープンな場として
毎月最終日曜日にサロンを開いています。
【関西サロン】
とき:10月27日(日) 18:00~21:00
ところ: 中崎町 朱夏
http://amanto.jp/index.php/groups/shuka/
*参加無料、出入り自由
今回のサロンでは、以下のような話をする予定です。
○ 2019年の活動について
○ カナダ・ドイツなど各国法制の話題
○ その他参加者がしたい話をなんでも
それと、幹事の書いた学会誌論文PDFがJ-Stageで公開されました。
ご意見など: cannabisty@gmai.com
8月サロンのお知らせ
関西のサロンが下記日程で開催されます。
カンナビスト@関西では、どなたでも参加できるオープンな場として
毎月最終日曜日にサロンを開いています。
【関西サロン】
とき:8月25日(日) 18:00~21:00
ところ: 中崎町 朱夏
http://amanto.jp/index.php/groups/shuka/
*参加無料、出入り自由
今回のサロンでは、以下のような話をする予定です。
○ 2019年の活動について
○ カナダ・ドイツなど各国法制の話題
○ その他参加者がしたい話をなんでも
幹事メール: cannabisty@gmail.com
最近の本の話
佐久間裕美子、2019、『真面目にマリファナの話をしよう』文藝春秋.が8月8日に出版されます。
佐久間さん、文藝春秋編集者のSさん見本をお送りいただきありがとうございました。
カンナビスト@関西の山本は1年ほど前にインタビューを受けまして、後半部分で反映されています。
著者の佐久間さんは、長年ニューヨークを拠点にエッセイ・ジャーナリズムの活動を行ってきた方で、本書でも軽妙なエッセイを切り口に、分かりやすく、かつ丁寧に議論が展開されています。
前半部分はM.A.LeeのSmoke Signals: A Social History of Marijuana - Medical, Recreational and Scientific, Scribner. (Smoke Signalsというタイトルは、90年代往年のファミリードラマのパロディですね)の社会史をベースにして、アメリカにおける大麻規制の歴史を丁寧に描いています。
ここでは、米国での大麻規制が人種差別問題と不可分であったこと、白人マジョリティの不安とポピュリズムが、戦前から60年代ごろまで流通していたことが指摘されています。
中盤は、著者の独自取材によって得られた、現代的な「グリーンラッシュ」の様相が描かれ、後半部分では米国と日本の状況が対比的に語られています。
これまで、幾つかの本が日本でも出版されてきました。本作品は大きな概要としては、これまで日本語で出された書籍を土台としながらも、より現代的な、米国政治の議論に入り込み、日米の文脈を考察するのに有益な好著だと思います。
8月サロンについて
本日は京都でのWeed the People上映会・Kyoto High Five企画の皆様と
合流してサロンを行いました。とても楽しい集まりでした、皆様ありがとうございました。
次回は7月末サロンはお休みとして、8月最終日曜日の予定です。
【関西サロン】 (予定)
とき:8月25日(日) 18:00~21:00
ところ: 中崎町 朱夏
http://amanto.jp/index.php/groups/shuka/
*参加無料、出入り自由
今回のサロンでは、以下のような話をする予定です。
○ 2019年の活動について、また次年度の計画
○ カナダ・ドイツなど各国法制や、大統領選の話題
○ その他参加者がしたい話をなんでも
幹事メール: cannabisty@gmail.com