ファック・トランプ

米国の政治結果について色々書きたいことはあるのですが、

とりあえず米国選挙のせいで陰惨な気分になっていて、あまり気分があがらないので簡潔に大麻問題についてだけです。

 

Marijuana Policy Projectの過去記事をそのまま紹介します。

大統領選は日本ではあまり報じられませんが「緑の党」(環境主義)と「リバタリアン党」の二つが出ています。私は理念的には緑の党民主党ならサンダースを支持していて、ヒラリーの支持者ではありませんが、一般論としては共和党よりも民主党のほうが(ブッシュよりもオバマのほうが)ましだと思います。トランプだけはもちろん最悪だと思います。

理由は簡単で、彼が人種差別主義者で、同時に社会的弱者よりも「強いナショナリズム」を優先させているからです。

日本の報道ではしばしば「経済政策の今後は!」といったことが話題になっていますが、やっぱり日本はこのあたり他人事だなあと思います。米国の記事ではもっぱら人種差別の扇動が今後いきつくのはどこなのかということが、まず第一の論点です。今ストリートで日々暮らしていて、警察のStop and Frisk(職質・身体検査)を頻繁に受けているカラードや、米国で生まれた子供と強制退去処分で分断させられそうなチカーノの親にとって、果たしてカラードが今後ますます「二級市民」「不穏分子」扱いされるのかどうかということが第一に問題で、そして政治にとって一番大切なことは、「どこに道路を造るのか」といったことより、まずこのことだからです。

 

さて、MPPによるとこれらの候補者のガンジャ・グレードは次の通です。

ヒラリー候補: グレードB+

 彼女は医療大麻の進展を一般的に認めていて、嗜好用大麻の合法化を行ったコロラド州ワシントン州の投票結果を尊重し「これは民主主義的な実験」であると述べています。

 また彼女は、現在スケジュール1に分類されている規制をスケジュール2に入れることで医療大麻の研究の規制を外すことを提案しています。

 

リバタリアン党のジョンソン候補: グレードA+

 ジョンソンは、医療大麻および成人が大麻を利用することに関して、規制を撤廃するように求めています。連邦法における大麻のスケジュール規制を撤廃すると公言しています。

 

緑の党のステイン候補: グレードA+

 ステインは連邦全土における医療大麻の解禁と成人の大麻利用の合法化を求めています。彼女は反対論者から次のように質問されました

 反対派「大麻は危険なものではないのですか?」

 ステイン候補「ええ、危険なものです。なぜならこれは法的に違法なものだからです。アルコールよりも危険性が少ないのにもかかわらず違法にされていること、この法律こそが危険なのです」

 

ドナルド・ファック・トランプ候補: グレードC+

 トランプ候補は、かつて(ジョークとして)全ての麻薬を合法化しろといったことがありますが、しかし最近の発言では、大麻の合法化に反対しています。

 彼は医療大麻については個々別々の州において、それぞれ医療大麻規制について考えればよいという立場です。

 

ソース元: 翻訳は酔っぱらいの意訳です。

2016 Presidential Candidates - MPP

 

EUにおける白人至上主義や、人種差別論者の台頭はここのところ、とても気にかかっていました。日本の政治に最も直接的な影響を与える米国の選挙で、こんなことになってしまって、トランプと彼に投票した米国白人には怒りしかありませんが、一方で、私たちはそれでも、彼らを批判しながら、マイノリティと共にONE LOVEと言い続けなければならないと思います。

www.youtube.com

Tom Hayden: 米国の反戦運動家、1999年の動画。

 

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