あけましておめでとうございます。2017年最初の関西のサロンが下記日程で開催されます。
カンナビスト@関西では、どなたでも参加できるオープンな場として
毎月最終日曜日にサロンを開いています。


【関西サロン】
とき:1月29日(日) 18:00~21:00

ところ: 中崎町 朱夏

Salon de AManTo 天人 :: 朱夏

*参加無料、出入り自由

今回のサロンでは、以下のような話をする予定です。

○ 本年の企画について

○ 日本、米国の状況について
○ その他参加者がしたい話をなんでも

幹事メール: cannabisty@gmail.com

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おおあさ自由学校

今日はおおあさ自由学校で話してきました。

ooasajg.blogspot.jp

来てくれた皆さんありがとうございました。

 

今日話していて再発見したのですが、Cannabistというとアメリカだと普通はコロラドデンバーの有名な大麻情報誌The Cannabistを指すものだということです。

でも、デモ、DEMO!

 

日本でMarijuana Marchをやってきたカンナビストは1999年からで、コロラドのCannabistは2000年代に入ってからです。名称著作権とかいうつもりは全くないのでどうでもいいことですが、要するにコロラドのCannaistとも友達になりたいです。

www.thecannabist.co

 

 

年始のサロンは1月29日(日)、18時~ 朱家の予定です。

Salon de AManTo 天人 :: 朱夏

 

 

関西サロン(11月)のお知らせ

関西のサロンが下記日程で開催されます。
カンナビスト@関西では、どなたでも参加できるオープンな場として
毎月最終日曜日にサロンを開いています。

今回は京都です。


【関西サロン】
とき:11月27日(日) 18:00~21:00

ところ: Cafe アンデパンダン

 * 阪急四条河原町駅、京阪三条駅から徒歩8分程度

www.cafe-independants.com


*参加無料、出入り自由

今回のサロンでは、以下のような話をする予定です。

○ マーチの感想

○ 米国の状況について

○ その他参加者がしたい話をなんでも

幹事メール: cannabisty@gmail.com

ジェフ・セッションズ

トランプによる重要ポストの任命が徐々に決まってきまして、

気になっていた司法長官ポストも決定しました。

元市長のジュリアーニかな・・・?と思っていたらなんとジェフ・セッションズ

 

ジェフは保守強硬派のジュリアーニと比べても、カルト系といっていいくらいの情動的な人種差別論者、大麻反対論者です。

ジュリアーニは確かに保守強硬派ではありますが、一応合理的な部分もある「経済右派+保守派」の代表例です。特に財政合理化のイメージが強い人物ですので、例えば聖書解釈などを根拠として、突然同性愛者をバッシングしだすような人物ではありません。

 

ところがジェフは、理性的な議論としては話が通用しない部類の宗教右派で、本当にこういう人物に法のトップが務まるのか、全く判断できません。何をするか分からないという意味で理解不能です。

ジェフはかつて、「KKKはまあ悪い連中じゃないと思っていた、でもあいつらが大麻を吸っているならそれはダメだな」と言ったような、とんでもない発言を繰り返していて、黒人公民権運動にもメキシコ系移民にも反対しています。彼の過去の発言「黒人が人権を保持したいという話を私たち白人に押し付けるな」といった発言も有名です。

 

現在共和党にいる議員の中では、もっとも極端なレイシストですので、日本でいえば、石原元都知事どころか在特会の活動家やら、あるいは田母神ちゃんが突如法務大臣になったようなもので、全く何をしでかすのか分かりません。

 

そういうわけで、全米の黒人協会や人種差別撤廃を求める団体は、相次いで非難声明を出しています。そして当然、NORMLや各州で大麻合法化を支持した団体も、反対を発表しました(下記フォーブス誌より)。

ジェフであれば連邦法を盾にとって、州法で合法化されたディスペンサリーに、突然FBIのチームを送って見せしめの逮捕を行ったとしても、それほど驚きはありません。

www.forbes.com

合法化州の増加

大統領選は陰鬱でしたが、州投票での大麻合法化が進んでいます。

www.theguardian.com

 

日本の旅行者にとっても馴染み深いカリフォルニアでの嗜好用大麻の合法化をはじめ、マサチューセッツネヴァダ、メイン各州で成人向けの大麻は完全に合法化されます。

また医療目的の大麻利用もノースダコタアーカンソー、モンタナ、そしてフロリダでも認められます。

カリフォルニアは以前僅差で否決された合法化投票Prop19の雪辱を果たした形となりました。これまでの米国の動向の中でも、一番大きな部類の動きです。

 

一方で、トランプは昨日書いた通り、こうした合法化の流れには冷淡な態度をとっていて、各州それぞれが勝手にすればいいという立場を守るかどうか、それとも連邦法を盾にとって、各州に圧力をかけてくるのか、まだ判然としません。少なくとも、彼は全土での合法化には明確に反対しています。

 

また副大統領のペンスは以前から、頑迷な大麻規制論者として鳴らした人物であり、司法長官にはあのニューヨーク市長、ジュリアーニが抜擢されるのではとも予測されています。ジュリアーニは、「ニューヨーク・クリーンアップ」「ブロークン・ウィンドウズ(小さくとも割れた窓を放置するな!)」を標語として黒人とヒスパニックを事実上狙い撃ちした強硬な警察政策を行ったことで記憶に新しく、微量のドラッグ所持や軽犯罪でも容赦しませんでした。

 

トランプは二日目から既に、オバマケアを後退させ、富裕層への減税を行おうとする言動を早くも行っています。こうした差別主義、強いものをますます擁護し、弱者を打ち捨てようとする「イメージだけの改革」は、日本ではかつて東京の石原都知事が似たようなことをやっていましたが、石原と比べてもトランプの影響は巨大であり驚愕します。

ファック・トランプ

米国の政治結果について色々書きたいことはあるのですが、

とりあえず米国選挙のせいで陰惨な気分になっていて、あまり気分があがらないので簡潔に大麻問題についてだけです。

 

Marijuana Policy Projectの過去記事をそのまま紹介します。

大統領選は日本ではあまり報じられませんが「緑の党」(環境主義)と「リバタリアン党」の二つが出ています。私は理念的には緑の党民主党ならサンダースを支持していて、ヒラリーの支持者ではありませんが、一般論としては共和党よりも民主党のほうが(ブッシュよりもオバマのほうが)ましだと思います。トランプだけはもちろん最悪だと思います。

理由は簡単で、彼が人種差別主義者で、同時に社会的弱者よりも「強いナショナリズム」を優先させているからです。

日本の報道ではしばしば「経済政策の今後は!」といったことが話題になっていますが、やっぱり日本はこのあたり他人事だなあと思います。米国の記事ではもっぱら人種差別の扇動が今後いきつくのはどこなのかということが、まず第一の論点です。今ストリートで日々暮らしていて、警察のStop and Frisk(職質・身体検査)を頻繁に受けているカラードや、米国で生まれた子供と強制退去処分で分断させられそうなチカーノの親にとって、果たしてカラードが今後ますます「二級市民」「不穏分子」扱いされるのかどうかということが第一に問題で、そして政治にとって一番大切なことは、「どこに道路を造るのか」といったことより、まずこのことだからです。

 

さて、MPPによるとこれらの候補者のガンジャ・グレードは次の通です。

ヒラリー候補: グレードB+

 彼女は医療大麻の進展を一般的に認めていて、嗜好用大麻の合法化を行ったコロラド州ワシントン州の投票結果を尊重し「これは民主主義的な実験」であると述べています。

 また彼女は、現在スケジュール1に分類されている規制をスケジュール2に入れることで医療大麻の研究の規制を外すことを提案しています。

 

リバタリアン党のジョンソン候補: グレードA+

 ジョンソンは、医療大麻および成人が大麻を利用することに関して、規制を撤廃するように求めています。連邦法における大麻のスケジュール規制を撤廃すると公言しています。

 

緑の党のステイン候補: グレードA+

 ステインは連邦全土における医療大麻の解禁と成人の大麻利用の合法化を求めています。彼女は反対論者から次のように質問されました

 反対派「大麻は危険なものではないのですか?」

 ステイン候補「ええ、危険なものです。なぜならこれは法的に違法なものだからです。アルコールよりも危険性が少ないのにもかかわらず違法にされていること、この法律こそが危険なのです」

 

ドナルド・ファック・トランプ候補: グレードC+

 トランプ候補は、かつて(ジョークとして)全ての麻薬を合法化しろといったことがありますが、しかし最近の発言では、大麻の合法化に反対しています。

 彼は医療大麻については個々別々の州において、それぞれ医療大麻規制について考えればよいという立場です。

 

ソース元: 翻訳は酔っぱらいの意訳です。

2016 Presidential Candidates - MPP

 

EUにおける白人至上主義や、人種差別論者の台頭はここのところ、とても気にかかっていました。日本の政治に最も直接的な影響を与える米国の選挙で、こんなことになってしまって、トランプと彼に投票した米国白人には怒りしかありませんが、一方で、私たちはそれでも、彼らを批判しながら、マイノリティと共にONE LOVEと言い続けなければならないと思います。

www.youtube.com

Tom Hayden: 米国の反戦運動家、1999年の動画。

 

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秋のマーチ、ありがとうございました

11月6日のPeaceful March 大阪 2016秋は無事終了しました。

天候が不安だったのですがこれも問題なく、終始和やかなムードで終了しました。

来ていただいた全ての方、アーティスト、Reggae Bar Whatever、スタッフの皆さんありがとうございました。

 

ライブはDora a.k.a. Queenの圧巻のパフォーマンスから始まって、Original Koseの軽妙なライブ、Narusweetの怒涛のソング、最後はアチャコさんらの宇宙的平和の歌唱で締めくくりました。

 

当初予定通り、イベント自体は収益度外視で赤字だったのですが(スタッフ有志が少し持ち寄っています)、日本のアングラ・ガンジャ文化の進展にとって、とても有意義なパーティだったと思います。ありがとうございました。