東京マーチの映像

5月1日に東京Marijuana Marchが開催され、成功裏に終了しました。

現地の映像を、プロのフォトジャーナリスト秋山理央さんが撮影していたようです。

 

www.youtube.com

 

秋山さんは、以前から反レイシズムの運動を撮影し続けていて、写真集Antifaが最近出版されました(私も京都の現場写真で思いっきり映りこんでいて嬉しかったです)。

No Racism, One Loveはボブ・マーリーや戦後日本の「ヒッピー」運動が言い続けてきたことで、私達の大麻非犯罪化運動と近しい問題関心をもった写真家であると思います。

 

大阪でのマーチは屋内企画ですが、5.15の日曜日、お昼の12:30からです。

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関西サロン4月(マーチ準備会)のお知らせ

4月の大阪でのサロンが下記日程で開催されます。
カンナビスト@関西では、どなたでも参加できるオープンな場として
毎月最終日曜日にサロンを開いています。

今回は5月15日マーチの準備・相談を行います。マーチ当日のスタッフが足りておりません。ぜひ一日でも非犯罪化ムーブメントのために力を貸してやろうという方、お願いいたします。


【大阪サロン(4月)】
とき:4月24日(日) 18:30~21:00
ところ:鶴橋「ラグーン」

地図 : ラグーン (Lagoon) - 鶴橋/バー・お酒(その他) [食べログ]


*参加人数やお店の都合などによって、場所が近隣のお店に突然変わっていることがありますので、はじめて参加される方はメールにて一度ご連絡をいただけると確実です。

*参加無料、出入り自由

今回の大阪サロンでは、以下のような話をする予定です。

○ 5月15日開催のマーチ準備と相談
ご不明な点などは、お気軽に下記メールまでご連絡下さい。

主催
カンナビスト@関西
(幹事メール) cannabisty@gmail.com

 

2016年大阪マーチ決定

2016年の大阪マーチ詳細です、今年は小規模にお店の場所をお借りして開催します。

 * マーチはマーチなのですが、お店の都合で名称はPeaceful Marchです。

 

<2016 Peaceful March 大阪>

とき: 5月15日(日曜) 12:30開場~18:00ごろ

ところ: IRIE CAFE (大阪北堀江、四ツ橋駅もしくは心斎橋駅)

EXCLUSIVE SOUND&BAR 『IRIE CAFE』 

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出演

ゴリジェイ891

NARUSWEET with タイゾー&ジュン

アチャコandフレンズ

 他サウンドプレイ、トーク、雑貨出店など 

 

フード: きむさんのカレー

 地元野菜&本格スパイスカレーです 

https://www.facebook.com/kimsannocurry/

 

主催: カンナビスト@関西

演出: AKRstyle 

 

* 私たちは大麻の非犯罪化を求める有志市民団体「カンナビスト」で、本企画はGlobal Marijuana Marchに連なる大阪でのイベントです。今年は良い雰囲気のお店で、ゆったりと音楽や会話を楽しむ会を目指しています。 

* 自由と平和を愛する集いです、違法な物品の持ち込みは厳禁です。

* 今年、大阪のヘンプカルチャーを牽引してきたアメ村の雑貨店タメルのミカちゃんが他界しました。このマーチの企画も初期から支えてくれたミカちゃんありがとう、追悼。

* 入場料を実費分お願いしています(前売り1000円、当日1500円)。収益を求めるイベントではありませんので主催者側も持ち出し負担していますが、場所代や機材、アーティスト謝金などを、主催者も来場者も含めて全員で負担しています。

 

 

出演者HP

NARUSWEET: TERMINATOR結成時DEEJAY〜SINGERに転身。REGGAEMUSICの素晴らしさ.、力強さ、楽しさをリディムに乗せて伝え続ける。

twitter.com

ゴリジェイ891: 突如シーンに現れたゴリラキャラのLUI BRAND、オランウータンキャラのジュン、猿キャラのPAM PAMで結成された超野生派レゲエバンド。

https://www.facebook.com/gorij891/

アチャコ&フレンズ: 独特の宇宙観をメッセージに、 ストレートに展開する浪花のロック☆スター、アチャコさんのfacebook page

 

関西サロン(3月)のお知らせ

3月の大阪でのサロンが下記日程で開催されます。
カンナビスト@関西では、どなたでも参加できるオープンな場として
毎月最終日曜日にサロンを開いています。

* 朱夏が早く締まるということで今回は別のお店です。

【大阪サロン(3月)】
とき:3月27日(日) 18:00~21:00
ところ:cafe & bar SOL
(梅田、阪急東通り商店街)
http://r.gnavi.co.jp/c731100/

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*参加人数やお店の都合などによって、場所が近隣のお店に突然変わっていることがありますので、はじめて参加される方はメールにて一度ご連絡をいただけると確実です。

*参加無料、出入り自由

今回の大阪サロンでは、以下のような話をする予定です。

○春の行事企画について

○国内における非犯罪化運動の動向報告

○今後、大麻非犯罪化運動を進めていくための諸々の方策

以上のような話だけではなく、雑談なども多くあるかと思います。
「楽しく、真面目に」がモットーの大阪サロンです。

参加者は4名から多くて10名程度の小さな集まりですが、
新規の方も多く身内ノリは全くないと思います。気軽に飲みにきてください。

ご不明な点などは、お気軽に下記メールまでご連絡下さい。

主催
カンナビスト@関西
http://cannabisty.hatenablog.com/

(幹事メール) cannabisty@gmail.com

大麻合法化と節操のないビジネス・マインド

昨年からさらに米国諸州での大麻合法化や、メキシコなどのように医療用大麻の合法化が進展し、それは私たちとしてはとても歓迎すべきことです。

しかし一方で、大麻ビジネスの活況に沸くシアトルなど西海岸の諸都市において、これは純粋な単なるビジネス・チャンスとして捉え、これまでは保守的な主張を行ってきたものの、経済右派の観点から大麻合法化と商業化に賛成しはじめる有象無象も、同時に出現しています。

日本で言えば、ホリエモン三橋貴明のような人々が、大麻ビジネスに参入してそこでベンチャー企業を立ち上げて一山当てようと試みているような、そうした状況もまた、西海岸諸州の一つの現実です。

 

こうした出来事それ自体は、私としては趣味が悪い人々だとは思いますが、どうしようもない事柄ではあります。大麻ビジネスを合法化し、流通させ、課税することで州の財政を改善するのだということは、経済右派が当初から主張してきたことで、その結果として実際に大麻が、タバコやアルコールや、あるいは極端な場合によっては原子力発電ビジネスのようなものとして貨幣によって抽象化され、商品市場に流通するのであれば、その帰結がホリエモンの参入にもなるということは明白だからです。

マルクスが言った通り、貨幣に顔はなく、商品流通は抽象的で顔のない資本によって行われるのです。

 

日本においても、比較的以前から欧米の事例を取り上げて大麻合法化を求める有名人としてラジオDJのモーリー・ロバートソンがいますが、彼は同時に、原発推進のビジネスにも参入し、最近では週刊新潮における電力会社のコマーシャル特集である「新潮人物文庫 これからのエネルギー、私の視座」にも登場してきます。

先に名前を出した、いわゆる「ネット右翼」「韓国バッシング」界隈でビジネスを行ってきた三橋貴明も、モーリーに続いて登場しました。

 

彼らは「私は決して原発推進一辺倒ではないが」と言いながら、同時に「世界中には原発があって、日本でだけ原発反対を叫んでも、それは左翼の妄想にすぎない」だから「現実をみて、原発によって温室効果ガスを軽減するなど、お利口に地球環境を考えるべき」だといいます。もちろん、彼らは電力業界からお金をもらった自称中立の明白な原発推進派です。

 

こうした人々は、根底的な部分で全く無節操な、思想的足場のないビジネスマンであるか、もしくは経済右派であったり、ナショナリズムであったり、何らかの「国策としての原発」に賛同しながら、表向きは「自分は中立なのですが」と装っている場合かの、いずれかなのでしょう。

 

そうして、原発ビジネスがこれまで、地方―中央の格差を利用しながら政治的・経済的に弱い立場にある地域を食い物にしてきたことや、内部で情報隠蔽が恒常的に行われてきた非民主的なシステムの性質については、何も言及しません。

しかし一方で、彼らが「能天気で非現実的な左翼」と呼ぶ人々であるところの、ヒッピー、フリークス、ラスタたちは、そうした原発のシステムを鋭くバビロン・システムであると看破し一貫して批判してきました。No Nukes, No War, One Love.

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 そして私は、自分自身ではヒッピーでもラスタでもない、一介のリベラル左派に属する社会学者であると自己認識しながら、モーリー氏や西海岸のビジネスマンのような人々よりも、ずっとバビロン・システムを批判し続けてきた人々に親近感と敬意を感じます。

 

結局のところ、これはイデオロギーというよりは、もう少しその手前の、普遍的な原則に関する考え方の違いなのかなとも思います。

例えばE.カントのような哲学者たちが、根本的な行動や考え方の原則として「定言命法仮言命法」や「道徳律」といった概念で表現しようとした、要するに、とても日常的な言い方をするならば「嘘をついてはいけない」「人を差別してはならない」といったようなとても簡単な原則から出発して、その原則に反しない形式で高度な命題についても考えてみるとどうなるだろうか、といったような普遍的・原則的な考え方を、どう捉えるのかということです。

 

「現実には原発や戦争があるのだから、原発を止めようじゃなくて、原発を上手くコントロールして利用するのがお利口だ」というときに、果たしてそれは「難民がいるのは仕方ないし、難民救済とか偽善だからまあ上手く低賃金の末端労働者としてこき使おうぜ、そのほうが彼らも仕事を得られて結果としてWin-Winだしね」と厚顔無恥に露骨な発言を行う人々と、表面的な口の汚さ以外に一体どの程度の本質的な違いがあるというのでしょうか。

 

今後、大麻合法化/非犯罪化が進めば当然、どの地域でもこうしたビジネスマンや、「合法化は自分が儲かればOK」あるいはもう少しお利口に「フリードマンマネタリストの観点から財源とマーケットの流動性を考えて合法化OK」という言い方で、大麻ビジネスに参入する人々も増えてくるでしょう。

要するに、大麻合法化とかいいながら、原発推進も大事だからお利口に使おうぜとかいってるモーリーの議論みたいなのは、それは完全にクソだろ、ってことが言いたかっただけです。

私は少なくとも、そうした言動に対する批判精神、批評を絶やさずに、運動の潮流を記述するアカデミシャンであり続けたいと考えています。

 

 

関西サロン(2月)のお知らせ

2月の大阪でのサロンが下記日程で開催されます。
カンナビスト@関西では、どなたでも参加できるオープンな場として
毎月最終日曜日にサロンを開いています。

* 朱夏が早く締まるということで今回は別のお店です。

【大阪サロン(2月)】
とき:2月28日(日) 18:00~21:00
ところ:cafe & bar SOL
(梅田、阪急東通り商店街)
http://r.gnavi.co.jp/c731100/

*参加人数やお店の都合などによって、場所が近隣のお店に突然変わっていることがありますので、はじめて参加される方はメールにて一度ご連絡をいただけると確実です。

*参加無料、出入り自由

今回の大阪サロンでは、以下のような話をする予定です。

○春の行事企画について

○国内における非犯罪化運動の動向報告

○今後、大麻非犯罪化運動を進めていくための諸々の方策

以上のような話だけではなく、雑談なども多くあるかと思います。
「楽しく、真面目に」がモットーの大阪サロンです。

参加者は4名から多くて10名程度の小さな集まりですが、
新規の方も多く身内ノリは全くないと思います。気軽に飲みにきてください。

ご不明な点などは、お気軽に下記メールまでご連絡下さい。

主催
カンナビスト@関西
http://cannabisty.hatenablog.com/

(幹事メール) cannabisty@gmail.com